マーフィー100の成功法則

「勤勉で有能」なだけでは昇給も昇進もできない

思うよラにお金のたまらない人は、心の最も深いところで「お金をいらない」と言っている人なのだ。

 

ある会社の才気豊かな若手重役がこうこぼしました。

 

「私は毎日忙しく、夜は遅くまで働いています。

 

いままでに経営に関する私の提案や意見はよく取り上げられ、
そのため会社はずいぶんもうけてきました。

 

ところか、私は過去三年間、一度も昇進しておりません。

 

私の部下でさえ昇給したり、昇進したりしているのですが
実際、この男は勤勉で才覚もあり、会社のために骨身も
惜しまず働いていました。そこで、彼が昇給しない理由をしらべてみると、
それは彼の家族問題にあったのです。

 

彼は妻子と別居し、三年間にわたって財産、別居手当、子供の養育
などで争っていたのです。

 

無意識のうちに、つまり心の奥の奥で、彼はその訴訟の
決着がつくまでは、余分なお金は欲しくないと思っていたのです。

 

つまり、彼はお金をもうければもうけるほど、別居手当も多く
払わなければならなくなるので、そのことからまぬかれたいと思っていたのです。

 

彼は妻を憎んでいましたから、「これ以上、金はやるものか。

 

あいつを豊かにしてはやらないぞ」と思っていたのでした。

 

彼はまさに「お金はいらない」と決めてかかっていたわけでしたし、
「妻を豊かにしたくない」という感情は、富に対して否定的な
態度を取ることですから、彼の経済生活のすべての面にわたつて
マイナスの影響をふるっていたのでした。

 

マーフィー博士に指摘されて、この若手重役は明敏な人でしたから、
自分の致富と昇進をさまたげていたのは、自分自身にほかならぬことを
発見しました。

 

そして、自分の幸せのためにも別れた妻と子供たちに対し、
健康と愛と平和と繁栄を望むべきであると悟りました。

 

そして、祈り始めたのです。

 

数週間して、彼には大きな昇給の知らせがありました。

 

それより驚いたことには、別れた妻の方から和解を求めて来て復縁したのです。

 

「一かどの人物」に共通するがあること

成功した実業家とは、自分の事業計画が成功している状態をまざまざと見ることができた人だ。

 

石油王フラグラーは、自分の成功の秘訣は自分の
計画が完成したところを見る能力であると自認しています。

 

彼の場合、目を閉じて巨大な石油産業を想像し、
汽車がレールの上を走るのを見、汽笛の鳴るのを聞き、
煙を見たのでした。

 

自分の祈りがかなえられたところを見てそれを実感すると、
彼の潜在意識はそれを実現してくれたのです。

 

目的をはっきり想像するならば、自分の知らない方法で、
潜在意識の奇跡を起こす力を通じて必要なものが手に入るのです。

 

あなたが名前を知っているような実業家、あるいはそれほど
有名でない人でも、繁栄している事業をやっている人は、
その事業が繁栄しているところを頭の中に描きつづけて、
それが実現している光景を潜在意識に前から
送り込んでいた人たちです。

 

そして、完成した仕事の絵に引きつけられるように、
その方に向かつそ進んで行った人たちです。

 

また偉い学者になった人も長い間、低給の助手時代が
あったはずです。

 

学者になるくらいの人なら頭は悪くないはずですから、
ほかの仕事をいろいろさがせばあつたに違いないのです。

 

にもかかわらず、結婚もできないような低給をさほど
不満にも思わず、衣食を節して本など買って勉強するのは
なぜなのでしようか。

 

そういう人たちは、自分が偉い学者になって、自分の
研究している姿や学生に講義している姿が目に見えるからなのです。

 

あるいは、自分の研究が雑誌や本になって、同じ学問をしている人に
読まれ、批評されたりする場合のスリルが感じられるからなのです。

 

どの分野でも一かどの仕事をしている人は、その活動をあらかじめ
自分の心の中で見た人であることを忘れないでください。

貧しい「炭鉱夫の息子」でも「一流の外科医」になれた!

富は心の状態であるが、同時に心の状態が富を作り、名声を作るのだ。

 

マ?フィー博士が知り合いになった外科医の話です。

 

この外科医はウェ?ルズの炭鉱夫の息子でした。

 

父は低賃金で働いていたため、この少年もはだしで学校
に通ったぐらいでした。

 

そして、肉も大祭日以外は食卓にのぼることがありませんでした。

 

ある日、この少年は、外科医の手術によって友達の眼病が
治ったのを見て感激し、父親に「外科医になりたい」と言ったのでした。

 

彼の父はこう答えました。

 

「お父さんはお前のために二十五年間も貯金してきて
、いま、三千ポンドもあるんだ。
これはお前の教育のためなんだが、
それよりもお前の医学の勉強が全部終わるまで
手をつけないでおいた方がよいと思う。

 

学業がすんだらハーリー街 (口ンドンの一流の医者が
集まっていることで有名な通り)にでも立派な設備をした、
いい診察所を開くためにそれを使うというのはどうだろう。

 

その間に利子もつくから、お前が使いたい時は、
いつ使ってもいいんだよ」

 

この父の温かい思いやりと配慮は、この少年を
ふるいたたせるに十分でした。

 

彼はそのお金には開業するまで手をつけないことを約束し、
猛烈に勉強して医学の専門校に進学し、
アルバイトしながら卒業しました。

 

彼の卒業の日、父親は言いました。

 

「お父さんはしがない石炭掘りをしてきて、
それでどうなったわけでもない。
銀行には一文もないし、いままでもなかつたのだ。
が、お父さんはお前が自分の中にある無限の
金鉱を掘りあててもらいたいものだと願ったのだ」

 

その若い外科医は、あまりにびっくりして、
しばらく何のことかわからないぐらいでした。

 

しかし、銀行に三千ポンドあると信じたことは、実際、持っている
のと同じ作用をして、自分の目的を達成させたのだということを悟りました。

 

外的なことは内なる確信の表れなのです。