断定するだけで驚くべき力が働きだす

断定するだけで驚くべき力が働きだす

簡単に断定するだけで潜在意識が願望を実現してくれることがある。

 

万能の潜在意識が自分の味方であることを悟った時、自分の願望を簡単に言い
表わすだけで十分なことがあります。

 

ある少女が、自分にしっこく電話をよこしたり、デートを強要したり、勤め先にも押しかけてくる
若い男に悩まされていました。

 

しかも、彼と手を切るのは非常にむずかしいことがわかりました。

 

しかし、彼女は幸いにもマーフィー博士の話を聞き、なるほどそうだと思い、
次のような命令を潜在意識に与えました。

 

「私は〇〇さんを神に向かって解放してやります。彼は、いつでも自分のいるべきところにいます。
私も自由で、彼も自由です。私はいま、自分の言葉が無限の精神に入っていき、
それが実現してくれることを命じます」

 

この命令を潜在意識に言い聞かせますと、その男は二度と彼女の前に現われなくなった
とのことです。

 

「それは、あたかも大地が彼を飲み込んだかのようでした」
と彼女は言っています。

 

このような命令、断定を行なう時、力む必要はありません。

 

あなたの力で行なうのではないのですから、
心をむりに緊張させたり、心の葛藤などを起こしては
いけないのです。きわめて自然に潜在意識に言いつければよいのです。

 

ちょうど、高級レストランのボーイに、「シェリーを持ってきてくれ」と言う
時と同じように、当然、言いつけたとおりになるのだという
前提に立って言えばよいのです。

 

極端な例ですが、風邪の時、眠る前に、
「明日の朝までに、潜在意識がきちんと健康にしてくれます」と
言っただけで、すっきりと治ることがよくあります。

 

潜在意識は万能ですが、まったく受動的で、命令をよくきます。

 

このスリルが想像できればしめたもの!

自分の願望が達成した時のことを想像して、そのスリルを感じたら、潜在意識への引き渡しは完了したと考えてよい

 

体をくつろがせて、自分の願望をイメージした時、
そのイメージが潜在意識に引き渡されてしまえば、
必ず実現するのですが、はたしてうまく
引き渡されたかどうか知る方法はないでしようか。

 

一つ確実な方法があります。それは、
自分の願望が達成した状況をイメージしている時、
スリルと言いますか、何かぞくつとした
感じが出ればよいのです。

 

この感じは、ほんの数秒のこともありますし、
もっと長く続くこともあります。

 

しかし、こ、ついう感じがしたら、しめたものです。
それはあなたのィメージを潜在意識が受信したという
合図なのです。

 

潜在意識は一度引き受けてしまえば、
それを実現させずにはいませんから、
あとは安心していればよいのです。

 

 

私の知っている学生で、ドイツ留学を
念願している男がありました。

 

彼はドイツのことはまだあまり知りませんでしたが、
ドイツの代表的な川であるライン川のことは
いくらか知っていました。

 

そこで、ライン川の岸に立つている自分の姿を
頭の中に描くように指導しました。

 

彼はそのとおり、一日に何回も自分が
ライン川の岸に立っている光景を頭に描きました。

 

そうしている時、突然、「ぶるっ……うう寒い」という
気がしたそうです。

 

それは夏の話ですから、本当に寒いという
ことはなかったはずです。

 

ところが、その秋に、急にばたばたと
留学の話がまとまり、彼は十月末に渡独しました。

 

そしてデュッセルドルフ空港についた時、
日本の商社の人が、「客を出迎えにきたのに、
その人がこなかった」と言って、
彼を空港から車に乗せてくれました。

 

そして、ライン川を見ましょう、と途中で車を
とめてくれたのです。

 

それは十月の末のことです。
すでに川風は冷たかったので、
思わず「ぶるっ……うう寒い」と言いました。

 

これは三力月前、東京ですでに経験したことだと、
気がついて彼は驚いたのです。

不動産が希望の値段ですぐさま売れたわけ

取引で成功するにも、潜在意識が万人共通であることを知れば、その助けが予想もできない仕方で現われることがわかるだろう。

 

 

あなたが土地を売りたい時、どうしたらよい買い手が
見つかるでしようか。

 

マーフィー博士ご自身の体験を紹介しましょう。

 

アメリカは日本と違って、
土地は売る方がむずかしいとされている国です。

 

マーフィー博士は自宅の前の芝生に
「売家.所有者」という立札を立てました。

 

翌日眠りにつく時、博士は「この家が売れたらどうしょうか」と
心の中で言いました。

 

その後、自分の問いに答えて、
「私はあの立札を引き抜いて、ガレ?ジに投げ込むだろう」と
言いました。

 

博士は想像の中でその立札をつかんで地面から
引き抜き、肩にかついでガレージに行き、
それを床の上に投げ、ふざけて
「もう君には用がないや」と
その立札に言いました。

 

博士は事が済んだという実感がして、
そのことに内なる満足を感じました。

 

 

その次の日に、一人の男が博士に千ドルの
内金を置いて、「ご相談に応じましょう」と言い、
きわめて有利な取引が成立したのです。

 

アメリカで家を売るというのは大変なことで、
捨値みたいにしても買い手が現われず、
半分化物屋敷みたいになることがたいへんに
多いのです。

 

売札を出した翌日に売れるということは
奇跡に近いと言ってよいでしょう。

 

この満足すべき取引の交渉が済んでから、
博士は例の立札を引き抜いてガレージに持って行きました。

 

かくして外界の行為は、心の中の行為に一致したのです
これは、何も新しいことではありません。

 

「内のごとく、また外も」という言葉どおりです。

 

つまり潜在意識に刻印された絵に応じて、
生活という客観的な外界の映写幕に写し出される
という意味なのです。

 

外界のことは心の中を写し出す鏡です。
外の行為は内の行為に従って起こるのです。