マーフィー100の成功法則

「マイナスの妄想」をだまらせる催眠療法

催眠術は、要するに潜在意識に働きかける一つの方法にすぎない。

 

催眠術を病気の治療にはじめて使ったのが、ドイツ人のフリードリッヒ
トン・ メスメル(1734?1815)であることはよく知られています

 

彼は1778年にパリに診療所を開いたのですが、これは普通の病院の
とはまったく違っていました。そこは高価な絵や、クリスタル・ガラスを
装飾、時計もロココ風、床には厚いペルシャじゅうたんといった、
当時の王侯貴族の屋敷のような豪華な部屋でした。

 

その部屋の真ん中には、大きな丸い桶が置いてあり、そこから
鉄の棒が何本も突き出ています。患者がそれを握ると、
部屋の片隅にいる楽団が単調な音楽を演奏します。

 

そこへ豪華な装いをしたメスメルが登場し、音楽に合わせながら
患者のまわりを回り、患部に手を触れるのです。

 

患者はぼ〜っとしています。

 

そのうち音楽がやみ、いつの間にかメスメルの姿も消えています。
ふと患者が気がつくと、病気は治っているという具合でした。

 

メスメルはこれは「動物磁気」によるものであると言っており、
この治療法はメスメリズムと呼ばれました。もちろん、今日の
科学から見れば、これは根拠のないインチキです。しかし、
治癒率は実際に非常に高く、国王ルイ十六世までよく
受診したと言われています。

 

このメスメリズムは、今日でいう催眠療法です。

 

そして催眠療法とは、とりもなおさず、あなたの意識する
心をぼ〜っとさせて、潜在意識に直接働きかけることを
意味します。

 

意識する心は判断する心ですから、それが働いている時は、
暗示を受けても「そんなことはあるまい」と判断したりします。

 

それで、潜在意識は意識する心の判断に従つてしまうわけです。

 

ところが、判断する心がぼ〜つとなっている時は、潜在意識は
暗示を受け入れます。そして、受け入れたことを潜在意識は必ず
実現するのです。

「快癒の祈り」は時間も空間も軽々と超越する

ロサンゼルスにいる人がニューヨークにいる母の健康を祈っても、潜在意識が感応すれば治癒が起こる

 

潜在意識は一つしかありません。世界を創造した心は、一つしかありません。

 

そして、それには時間も空間もありません。あなたを通して作用するものも、
あなたのお母さん(お母さんに限らず誰でもよい)を通じて作用しているものも、
根本的には同じ心なのです。

 

マーフィー博士の話を聞いたロサンゼルスの一女性は、二ューョークで
冠状動脈血栓症になつているお母さんのために、次のような祈りをしました。

 

「癒す力は、ちょうど私の母のいるところにあります。母の体の状態は
スクリーンに投影された影のように、彼女の思念生活の反映にすぎません。

 

スクリ?ンの絵を変えるためには、抉写フィルムを変える必要があることを私は知っています。

 

私の心がいま、母の映写フィルムになります。私は、心の中に調和と
無欠と完全なる健康の絵を投影します。母の体とその全器官を
創造した無限の治癒力が、いまや彼女という存在のすべての原子に
染み透り、平和の川が彼女の肉体の各細胞を通って流れていきます。

 

医者は万能の知恵に導かれて、母に正しい手当をします。

 

病気というものには究極的実在性はなく、不調和であることを知っています

 

私は、いまや愛と生命の無限の原理と手をつなぎます。
いまや調和と健康と平和が母の肉体に現われつつあることを知り、
かっそうなることを命じます」彼女は一日数回、右のような祈りをしたところ、
彼女の母は数日後にきわめてめざましい回復をして、
担当の専門医を驚かせました。

 

娘の意識する心の結論によつて、潜在意識は時間と空間を
超える創造活動をして、それが彼女の母の肉体を通じて顕現したのです。

 

祈りが、祈られていることを知^0ない他人にも効果があることは、
知られていながら、きちんと説明されたことがありません。しかし、
マ?フィーの法則は見事にこれを説明してくれます。

「ゆがんだ考え」からは活力も健康も生まれない

あなたの望むことを明確に肯定することによつて、奇跡的な効果が得られる。

 

数学の問題には通常、正解は一つです。
ところが、すべての数学の先生が体験しているように、生徒の解答は
実に種類が多く、よくもこう考えられるものだというほど、
いろいろな間違いをしています。

 

正解はたった一つなのに、間違いの方は無数にあるということは、
数学の原理はあるけれども間違いの原理はないことを示しています。

 

同じように、真理の原理はあっても虚偽の原理はなく、知性の
原理はあっても無知の原理はないことを示しています。

 

健康も一つしかないのに病気の種類が無数にあることは、
数学の問題と同じです。つまり、健康は真理なのです。

 

つまり健康こそあるべき姿なのです。
したがって、祈りも、この原理を肯定するだけで、奇跡を起こすことがあります。

 

マーフィー博士の妹のキャサリンさんが、英国で胆石除去の
手術をすることになりました。

 

レントゲンやいろいろの検査の結果、そのような診断が下されたのです。
その時、地理的に遠く離れた所にいたマーフィー博士は、妹さんの病状や、
その他の具体的なことを考えるのはやめて、原理を肯定する祈りを
数百回捧げました。

 

「キャサリンは今、くつろぎ、平静で晴朗で穏やかな気持ちでおります。

 

彼女の肉体を創造した潜在意識の治癒力ある知性は、いまや彼女の
潜在意識の中におかれている全器官の完全な型に従って、
彼女の体のすべての細胞や神経や組織や骨を変えております。

 

彼女の潜在意識の中のゆがんだ考えの型は、音もたてずに静かに
取り除かれ消滅させられ、そして生命の原理から発する活力と
健康と美が彼女の体のすべての原子に顕現されてきています・・・・」
そして、二週間後に検査してもらったところ、彼女は全治し、
手術は不要になりました。