マーフィー100の成功法則

大実業家に共通する"ものの考え方

成功した実業家は「成功」という考えを持続した人である。持続された想像力は、潜在意識の奇跡を起こす力を引き出す

 

一日に何度も、「成功」という抽象的な単語を静かに
繰り返すことによって、ついに「成功」は自分のものだという確信に到達し、
これによつて大実業家になった人がたくさんいます。

 

そういう人たちは「成功という考え」が成功に必要な
要素をすベてふくんでいるということを知っているのです。

 

こういう人たちのように、あなたも自分に向かって信念と
確信をもって、「成功」という言葉を今晩からでもすぐに
繰り返し始めてください。あなたの潜在意識は、それがあなたに
関して本当であると受け取ります。

 

そうすると、あなたは潜在意識によつて成功せざるをえないように
強制されるのです。

 

自分の主観的な信念、印象、確信を捧続しつづけると、
それは客観的、具体的に表現されざるをえないのだということを
片時も忘れないでください。

 

あなたはきっと、自分の家庭生活においても、
社会生活においても、交友関係においても、
経済関係においても、きっと成功者でありたいと
願っていることでしょう。

 

自分の美しい家で、快適に幸福に生活するための
十分なお金を持ちたいでしよう。

 

あなたは、人生という実業にたずさわつているわけですから、
ある意味の実業家でもあります。

 

自分の好きなことをやり、欲しいと思うものを持つ、
成功した実業家になりなさい。想像力を豊かに持ち、
心の中で自分が現実に成功した状態に入りなさい。

 

そうして、それを習慣とするのです。

 

毎晩、成功感にひたり、完全に満足して眠りにつけば、
そのうち自分の潜在意識に成功の考えを植えつけることに
成功します。

 

自分は成功するように生まれついていると想像し、
そう感じてください。そうすれば、あなたの祈るような奇跡
がきっと起こります。

偉大な発明.発見を生む「ケヒラメキ」の正体

天の一角からひらめく光のように、潜在意識は努力するものに正解を授ける。

 

 

意識する心の考えたことをすベて受け入れて、
眠っている間でも休まず、四時間働きつづけるのが
潜在意識の働きです。ですから、科学者が偉大な発明や
発見をするのも、この助けによることか多いのです。

 

意識する心で考え尽くして解決できないことは、
潜在意識に引き渡すのがすると潜在意識は、
いままで意識する心から与えられた情報をうまく
組み合わせて正解を与えてくれるのです。

 

有名な化学者フリードリッヒ・フォン・シュトラドニッッも
潜在意識を用いて化学の画期的な進歩に貢献したのです。

 

彼は長い間、いっしょうけんめいにべンゼンの化学式の
六個の炭素と六個の水素の配置換えをしょうと努力していました。

 

しかし、彼はたえず行き詰まり、それを解決できないでおりました。

 

疲労困憊(こんぱい)して、彼はその問題を
すっかり潜在意識に引き渡してしまったのです。

 

その後間もなく、彼がロンドンのバスに乗り込もうとした時、
彼の潜在意識は意識する心に、蛇が自分の尾を?み、
ねずみ花火のようにくるくる回っている光景を突然ひらめかせたのです。

 

この潜在意識からきた答えによって、彼は原子を環状に
配列するという、長い間求めていた答えを得たのでした。

 

これがいまべンゼン環として知られているものです。

 

バスにシュトラドニッツが乗ろうとした時、ひよっと意識する
心の働きが切れたのでしょう。その切れ間からすでに
問題を解決していた潜在意識は、その答えをひらめかせてくれたのです。

 

このように、解答は電光のように、予期しない時にやってきます。

 

 

こんな「霊妙な力」をなぜ眠らせておくのか!

意識する心が考え抜いて、どうにもならなくなってからも潜在意識は働きつづけて、下からもり上がる植物の芽のように答えを与える

 

意識する心が考え抜いても答えが見つからない難問を
潜在意識が解決してくれることがあります。

 

このような体験を語っている貴重な記録に、
日本の世界的数学者で、文化勲章受賞者である
岡潔博士の「春宵十話」があります。

 

先生がある大きな問題に取りかかられた時、
最初の三力月は解決の糸口がどうしても見つからず、
もうどんなむちゃな試みも考えられなくなってしまい、
それでもむりにやっていると、はじめの十分間ほどは
気分が引きしまっているが、あとは眠くなつてしまうという
状態だったそうです。

 

そんな時、友人に招かれて北海道で夏休みを
過ごすことになりました。

 

そこで先生は研究をつづけられたのです。
ソファーにもたれて寝ていることが多くて、嗜眠性脳炎という
あだ名をつけられるほどだったと言います。

 

ところが九月に入って、朝食の後、応接室にすわって
考えるともなく考えているうち、考えが一つの方向にまとまっていき、
数学史に残るような大問題の答えがすつかりわかったのです。

 

このことを岡先生は、次のように言っていますから
引用しておきます。

 

「全くわからないという状態がつづいたこと、そのあと
眠ってばかりいるような一種の放心状態があったこと、
これが発見にとって大切なことだったに違いない。

 

種を土に播けば、芽が出るために時間が必要であるように、
また結晶作用にも一定の条件で放置することが必要であるように、
成熟の準備ができてから、かなりの間おかなければ立派に
成熟することはできないのだと思う。だから、もうやり方が
なくなつたからといってやめてはいけないので、
意識の下層にかくれたものが徐々に成熟して表層に
あらわれるのを待たなければならない。

 

そして表層に出てきた時は、もう自然に問題は解決している」
潜在意識の霊妙な働きについて、これほど見事に書かれた
文献は世界でも稀でリす。この方が日本の数学者であることに、
私たちは誇りを持ちたいと思います。