運命統計学鑑定~養成講座

陰陽五行思想

陰陽五行思想

「古事記」や「日本書紀」などの冒頭にある天地創造に記されているように、原初は混沌(カオス)の
状態であると考え、この混沌の中から光に満ちた明るい澄んだ気、すなわち陽の気が上昇して天となり、
重く濁った暗黒の気、すなわち陰の気が下降して地となった。この二気の働きによって万物の事象を理解し
また将来までも予測しようというのが陰陽思想である。
混沌から派生した最初の陰と陽、あるいは天と地の二元は、根本的二大元気である。この二元が交換・
交合し、その結 果、太陽(日)と太陰(月)、そのほか木星・火星・土星・金星・水星の五惑星をはじめ、
諸々の星が誕生した。太陽(日)は陽の気の集積、太陰(月)は陰の 気の集積であるから、天上界が描か
れるとき、太陽は東、月は西をその正位とし、星は中央を占めることになる。
すなわち、陰と陽の二気が互いに消長しまた調和して、自然界の秩序は保たれている。これと同じように、
政治・道徳・日常の生活などの人間の営みも、すべて陰陽二気の変化に順応することで、秩序は保たれて
いるのだと説くのが陰陽説である。
この区分法は、現代のコンピューターに用いられている二進法と同じで、非常に論理的で、明快な区分法で
あるところから中国思想の根本となった。
戦国時代末期に五行思想と一体で扱われるようになり、陰陽五行説となった。

陰と陽とは

※陰と陽とはもともと天候に関係する言葉であり、陰は曇りや日影、陽は日差しや日向の意味として古書に
表されていまする。「春秋左氏伝」に初めは、天の六気として陰・陽・風・雨・晦・明とあり、ここで陰陽
は寒暑の要因と考えられ、4年後に陰・陽・風・雨が季節を特徴づける気候の要因として扱われています。
さらに『管子』では明確に春の燥気・夏の陽気・秋の湿気・冬の陰気として寒暑の原因とされるとともに
四季(四時)の気候が変化する要因として扱われています。
これがやがて四時の気を統轄する上位概念となり、さらには万物の生成消滅と言った変化全般を司る概念、
万物の性質を二元に分類する概念へと昇華されたと考えられています。

五行とは

一方、地上には陰陽の二大元気の交合の結果、木・火・土・金・水の五元素、あるいは五気が生じた。
こ の五元素の輪廻・作用(はたらき)が「五行」である。五行の「五」は、木火土金水の五元素、
あるいは五気をさし、「行」は動くこと 廻(めぐる)ること、作用を意味します。
要するに五原素の作用・循環が五行なのであって、一日の朝・昼・夕・夜も一年の春・夏・秋・冬の推移も
すべて この五行なのです。

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